直角三角形の面積はなぜ、底辺×高さ÷2なの?

直角三角形の秘密 勉強
直角三角形を作ろう

直角三角形を作ろう

直角三角形は、図形の問題を解く鍵🔑になるよ!

正方形から二等辺三角形をつくるよ

  • 方眼紙を用意します。
  • 一辺が5cmの正方形を描きます
  • 正方形なので、全ての内角が90度.全ての辺が5cmになるね。
  • 対角線を一本引こう。
  • すると、頂角が90度で、底角が45度の二等辺三角形が2つできるね。
  • これは内角の一つが90度なので、直角二等辺三角形といいます。

三角形の面積は、なぜ底辺✖️高さ割る2なの?

  • 正方形の面積は、縦✖️横だったね。
  • 正方形に対角線を一本引くと、直角二等辺三角形が2つ出来ました。
  • 正方形の一辺の長さは、直角二等辺三角形の一辺の長さと同じだね。
  • 正方形の対角線の長さは、直角三角形の斜辺にあたるね。
  • つまり正方形の半分が、直角二等辺三角形になるってことだね。

直角三角形とピタゴラスの定理について

  1. 正方形のなかに、少し斜めに傾けた正方形を書きましょう。中の正方形の角が、外の正方形の各辺に接するように書いてね。
  2. 外の正方形の一辺の長さを、中の正方形の角が接するところを境に、長い方を a 短い方を b とします。
  3. そして、中の正方形の一辺の長さを c とします。
  4. すると、外の正方形の中の正方形の隙間に、4つの直角三角形が出来ましたね。
  5. 外側の大きな四角の面積から、四つの直角三角形の面積を引くと、内側の小さな四角の面積になりますね。
  1. まず、外側の四角の面積を求めましょう。
    • (a+b)×(a+b)=
    • a²+ab+ab+b²=
    • a²+2ab+b²
      になるね。
  2. 次に中の四角の面積を求めましょう。
    • c x c = c²
    • だね。
  3. 次に、中の四角の周りある4つの直角三角形の面積を求めましょう。
    • 直角三角形の面積は
    • 底辺×高さ÷2だから
    • (axb÷2)
    • これが4個あるからaxbの四角形が2つあるのと一緒だね
    • (axb)x2=2ab
    • だね。
  1. 最後に外の四角=中の四角+三角4個の式を作ろう
    • a²+2ab+b² = c²+2ab
    • 両辺に共通する項 2ab を両辺から引きますよ
    • a² + 2ab + b² – 2ab = c² + 2ab – 2ab
    • a² + b² = c²
    • になったよ。
  2. a² + b² = c²は
    • 直角三角形の底辺と高さをそれぞれ2乗して足したものと、直角三角形の斜辺を2乗したものが等しくなることを表しています。
    • この法則はピタゴラスの定理と言って、うまく利用すれば難しい問題も解けるようになるよ。

aとbに数字を入れてcを計算してみよう

  1. aに4cm、bに3cmを入れて、cの長さを計算しよう
    • a²=16
    • b²=9
    • a²+b²=25
    • c²=25
    • これをcxcに直すと = 5x5
    • c = 5cmになったよ。

まとめ

  1. 中学受験では、直角三角形が鍵になります。
    • 多角形の面積を求めるときに、図形を直角三角形に分割する手法が頻出します
    • 複雑な図形も直角三角形に分解することで解きやすくなるから、基本をしっかりおさえましょう。
    • 直角三角形のピタゴラスの定理も、特に3:4:5が問題の中に隠れている時があるので、出てきたらラッキーと思ってさっさと解いてしまいましょう。

次回は

次回は相似と比をやりましょう。

またね。

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