第8回:分数のわり算
〜わり算の不思議を解き明かそう!〜
1. わり算と逆数の関係
🌟 重要ポイント
分数のわり算では、「わる数をひっくり返してかける」という方法を使います。
2. 分数÷分数の計算
🌟 計算方法
分数÷分数は、「わる数をひっくり返してかける」と計算できます。
練習問題
1. $\frac{3}{4} \div 2$ を計算しましょう
2. $\frac{1}{2} \div \frac{1}{3}$ を計算しましょう
3. $\frac{5}{6} \div \frac{2}{3}$ を計算しましょう
問題1の解説: $\frac{3}{4} \div 2$
📝 考え方
1. 2でわるということは、同じ大きさの部分を2つに分けることです
2. 3/4を半分にすると、1つ分の大きさが半分になります
3. もとの4等分が8等分になり、色のついた部分は3つのまま
✨ ポイント:2でわると、分母が2倍になります
問題2の解説: $\frac{1}{2} \div \frac{1}{3}$
📝 考え方
1. 1/3をひっくり返して、3/1(=3)にします
2. 1/2に3をかけます
3. 1/2が3つ分で3/2になります
✨ ポイント:分数でわるときは、ひっくり返してかけます
問題3の解説: $\frac{5}{6} \div \frac{2}{3}$
Step 1: 問題を確認しよう
Step 2: わる数をひっくり返そう
分数のわり算は、わる数をひっくり返してかけ算にします。
$\frac{2}{3}$ をひっくり返すと $\frac{3}{2}$ になります。
Step 3: かけ算に変換
$\frac{5}{6} \div \frac{2}{3} = \frac{5}{6} \times \frac{3}{2}$
分子どうし、分母どうしをかけます:
分子:5 × 3 = 15
分母:6 × 2 = 12
結果:$\frac{15}{12}$
Step 4: 約分して答えを求めよう
15と12の最大公約数は3です。
分子:15 ÷ 3 = 5
分母:12 ÷ 3 = 4
✨ まとめ
- わる数(2/3)をひっくり返して(3/2)かけ算にする
- 分子どうし(5×3=15)、分母どうし(6×2=12)をかける
- 約分できるところを約分する(15÷3=5、12÷3=4)
- 答えは5/4になる