チョーわかる帯分数

勉強
第5回 帯分数の計算

第5回 帯分数の計算

〜帯分数どうしの計算を楽しく学ぼう!〜

1. 帯分数を仮分数に直す方法

🎯 ポイント

帯分数は「整数+分数」の形をしています。計算をするときは、まず仮分数に直すのがコツです!

帯分数から仮分数への変換公式:

\(\text{整数部分} \times \text{分母} + \text{分子} = \text{新しい分子}\)

分母はそのまま使います

🌟 例題1: \(2\frac{3}{4}\) を仮分数に直してみよう

1

整数部分(2)と分母(4)をかけます

\(2 \times 4 = 8\)

2

その結果に分子(3)を足します

\(8 + 3 = 11\)

3

答えを分子に、もとの分母をそのまま使います

\(2\frac{3}{4} = \frac{11}{4}\)

帯分数から仮分数への変換 2 3 4 変換 (2 × 4) + 3 4 答え 11 4 計算の仕方: 整数部分 × 分母 + 分子 = 新しい分子 2 × 4 + 3 = 11 1 2 3

2. 帯分数どうしの足し算

🎯 大切な手順

  1. 両方の帯分数を仮分数に直す
  2. 分母が同じなら分子だけを足す
  3. 答えが仮分数なら帯分数に直す

🌟 例題2: \(1\frac{2}{5} + 2\frac{3}{5}\) を計算しよう

1

左の帯分数を仮分数に直します

\(1\frac{2}{5} = \frac{(1 \times 5) + 2}{5} = \frac{7}{5}\)

2

右の帯分数を仮分数に直します

\(2\frac{3}{5} = \frac{(2 \times 5) + 3}{5} = \frac{13}{5}\)

3

分母が同じなので、分子を足します

\(\frac{7}{5} + \frac{13}{5} = \frac{20}{5}\)

4

約分できるか確認します

\(\frac{20}{5} = 4\)

💡 計算のコツ

分母が同じ分数の足し算は、分子だけを足して、分母はそのまま書きます。

3. 帯分数どうしの引き算

🎯 引き算のポイント

  • 足し算と同じように、まず仮分数に直します
  • 分母が同じなら分子だけを引きます
  • 答えは必要に応じて帯分数に直します

🌟 例題3: \(3\frac{1}{3} – 1\frac{2}{3}\) を計算しよう

1

左の帯分数を仮分数に直します

\(3\frac{1}{3} = \frac{(3 \times 3) + 1}{3} = \frac{10}{3}\)

2

右の帯分数を仮分数に直します

\(1\frac{2}{3} = \frac{(1 \times 3) + 2}{3} = \frac{5}{3}\)

3

分母が同じなので、分子を引きます

\(\frac{10}{3} – \frac{5}{3} = \frac{5}{3}\)

4

答えを帯分数に直します

\(\frac{5}{3} = 1\frac{2}{3}\)

💡 確認のコツ

答えが出たら、もう一度仮分数に直して計算が合っているか確認してみましょう!

4. 練習問題

📝 次の計算をしてみましょう

問題1: \(2\frac{1}{4} + 1\frac{3}{4}\)

問題2: \(3\frac{2}{5} – 1\frac{3}{5}\)

問題3: \(1\frac{1}{6} + 2\frac{3}{6}\)

問題4: \(4\frac{2}{3} – 2\frac{1}{3}\)

💡 解く前のチェックポイント

  • まずは帯分数を仮分数に直すことを忘れずに!
  • 分母が同じかどうか確認しよう
  • 答えは約分できるかな?
  • 最後に帯分数に直せるか考えてみよう

5. まとめ

🌟 今日学んだこと

  • 帯分数は「整数+分数」の形をした数です
  • 計算の前に必ず仮分数に直します
  • 分母が同じなら、分子だけを計算します
  • 答えは約分できるときは約分します
  • 最後に帯分数に直せるか確認します

🔍 重要な公式

帯分数から仮分数への変換:

\(\text{整数部分} \times \text{分母} + \text{分子} = \text{新しい分子}\)

📌 よくある間違いに気をつけよう

  • 仮分数に直し忘れない
  • 計算の途中で約分しすぎない
  • 答えを帯分数に直せるか確認する

6. 練習問題の詳しい解説

問題1: \(2\frac{1}{4} + 1\frac{3}{4}\)

1

左の帯分数を仮分数に直します

\(2\frac{1}{4} = \frac{(2 \times 4) + 1}{4} = \frac{9}{4}\)

2×4=8 に 分子の1 を足して 9になります

2

右の帯分数を仮分数に直します

\(1\frac{3}{4} = \frac{(1 \times 4) + 3}{4} = \frac{7}{4}\)

1×4=4 に 分子の3 を足して 7になります

3

分母が同じなので、分子を足します

\(\frac{9}{4} + \frac{7}{4} = \frac{16}{4}\)

9+7=16 になります

4

約分できるか確認します

\(\frac{16}{4} = 4\)

16÷4=4 で整数になりました

答え:4

問題2: \(3\frac{2}{5} – 1\frac{3}{5}\)

1

左の帯分数を仮分数に直します

\(3\frac{2}{5} = \frac{(3 \times 5) + 2}{5} = \frac{17}{5}\)

3×5=15 に 分子の2 を足して 17になります

2

右の帯分数を仮分数に直します

\(1\frac{3}{5} = \frac{(1 \times 5) + 3}{5} = \frac{8}{5}\)

1×5=5 に 分子の3 を足して 8になります

3

分母が同じなので、分子を引きます

\(\frac{17}{5} – \frac{8}{5} = \frac{9}{5}\)

17-8=9 になります

4

答えを帯分数に直します

\(\frac{9}{5} = 1\frac{4}{5}\)

9÷5=1 あまり4 なので \(1\frac{4}{5}\) になります

答え:\(1\frac{4}{5}\)

問題3: \(1\frac{1}{6} + 2\frac{3}{6}\)

1

左の帯分数を仮分数に直します

\(1\frac{1}{6} = \frac{(1 \times 6) + 1}{6} = \frac{7}{6}\)

1×6=6 に 分子の1 を足して 7になります

2

右の帯分数を仮分数に直します

\(2\frac{3}{6} = \frac{(2 \times 6) + 3}{6} = \frac{15}{6}\)

2×6=12 に 分子の3 を足して 15になります

3

分母が同じなので、分子を足します

\(\frac{7}{6} + \frac{15}{6} = \frac{22}{6}\)

7+15=22 になります

4

約分して帯分数に直します

\(\frac{22}{6} = \frac{11}{3} = 3\frac{2}{3}\)

まず2で約分して\(\frac{11}{3}\)になり、

11÷3=3 あまり2 なので \(3\frac{2}{3}\) になります

答え:\(3\frac{2}{3}\)

問題4: \(4\frac{2}{3} – 2\frac{1}{3}\)

1

左の帯分数を仮分数に直します

\(4\frac{2}{3} = \frac{(4 \times 3) + 2}{3} = \frac{14}{3}\)

4×3=12 に 分子の2 を足して 14になります

2

右の帯分数を仮分数に直します

\(2\frac{1}{3} = \frac{(2 \times 3) + 1}{3} = \frac{7}{3}\)

2×3=6 に 分子の1 を足して 7になります

3

分母が同じなので、分子を引きます

\(\frac{14}{3} – \frac{7}{3} = \frac{7}{3}\)

14-7=7 になります

4

答えを帯分数に直します

\(\frac{7}{3} = 2\frac{1}{3}\)

7÷3=2 あまり1 なので \(2\frac{1}{3}\) になります

答え:\(2\frac{1}{3}\)

🌟 練習問題を解くときのポイント

  • 順番を守って計算すると間違いが少なくなります
  • 途中の計算はていねいに書きましょう
  • 約分できるところは約分しましょう
  • 答えが仮分数のときは、帯分数に直せるか確認しましょう
スタディサプリ小学講座
タイトルとURLをコピーしました