小数の掛け算を考えよう!

小学算数

先ずは整数の掛け算から見てみよう

2×3 = 6 2×2 = 4 2×1 = 2 2×0 = 0 1×3 = 3 1×2 = 2 1×1 = 1 1×0 = 0

目の前におはじきを並べて遊ぶイメージで見てみましょう!

【2の段を見てみよう】

  • 2×3は、「2個ずつのおはじきを3回置く」んだ
  • 最初に2個ポン!
  • もう一度2個ポン!
  • 最後にもう2個ポン!
  • あれ?全部で6個になったね!
  • 2×2は、「2個ずつのおはじきを2回置く」よ
  • 最初に2個ポン!
  • もう一度2個ポン!
  • 数えてみると4個だね!
  • 2×1は、「2個のおはじきを1回だけ置く」
  • 2個ポン!
  • それだけ!簡単だね!
  • 2×0は、「2個のおはじきを0回置く」
  • つまり、何も置かないんだ
  • だから答えは0!

【1の段も見てみよう】

  • 1×3は、「1個ずつのおはじきを3回置く」
  • 1個ポン!
  • もう1個ポン!
  • 最後に1個ポン!
  • 全部で3個!
  • 1×2は、「1個ずつのおはじきを2回置く」
  • 1個ポン!
  • もう1個ポン!
  • 2個になったね!
  • 1×1は、「1個のおはじきを1回置く」
  • ただ1個ポン!
  • それだけ!
  • 1×0は、「1個のおはじきを0回置く」
  • 何も置かないから0!

このように、掛け算は「同じ数のおはじきを何回置くか」という遊びみたいなものなんです。2の段は「2個ずつ置く遊び」、1の段は「1個ずつ置く遊び」というふうに考えると分かりやすいですね!

0との掛け算は特別で、「何回も置かない」というルールだから、答えはいつも0になるんです。おもしろいでしょう?​​​​​​​​​​​​​​​​

1から0までの掛け算を見てみよう

数がだんだん小さくなっていく様子 ステップ1: 1×1 = 1 大きな正方形が1つ (もとの大きさ) ステップ2: 1×0.1 = 0.1 細長い帯になった (10分の1の大きさ) ステップ3: 1×0.01 = 0.01 小さな点のように (100分の1の大きさ) ステップ4: 1×0.001 = 0.001 もうほとんど見えない! (1000分の1の大きさ) ステップ5: 1×0 = 0 完全に消えた! (何も残っていない)

「まほうの虫めがね」で、数の大きさを見る冒険をしているみたいに考えてみよう!

ステップ1:
まずは、大きな消しゴムくらいの正方形があるね。
これが「1」の大きさ。手でつかめるくらいの大きさだね。

ステップ2:
あれ?魔法で正方形が変わり始めたよ!
細長〜い帯になっちゃった。
まるで消しゴムを押しつぶして、薄っぺらくなったみたい。
これが「0.1」。まだ目で見えるけど、つまむのが難しくなってきたね。

ステップ3:
もっと小さくなってきた!
今度は小さな点みたいになっちゃった。
シャープペンシルの芯くらいの大きさかな?
これが「0.01」。虫めがねを使わないと、よく見えないくらい小さいね。

ステップ4:
わぁ、もっともっと小さくなって!
チリのような小ささ。
目を凝らさないと見えないよ。
これが「0.001」。蟻さんでも困っちゃうくらい小さいね!

ステップ5:
そして最後…完全に見えなくなっちゃった!
どんなに強い虫めがねを使っても、もう見つけられない。
これが「0」。本当に何もない状態になったんだ。

つまり、1×0は…
最初はあった形が、どんどん小さくなっていって、
最後はまるで魔法みたいに消えてしまう感じなんだ!

水たまりが暑い日に蒸発していくように、
だんだん小さくなって、最後はなくなっちゃうんだね。

これで「1×0=0」の意味が感じられたかな?
目に見える大きさから、だんだん小さくなって、最後は完全に消えてしまう…
そんな不思議な数の冒険でした!​​​​​​​​​​​​​​​​

掛け算の計算をマスターしよう

1.1×1.1=1.21を解説するよ

1 0.1 0.1 0.01

では、順番に考えていきましょう!

1️⃣ まず、1.1は「1」と「0.1」に分けることができます

  • 1.1 = 1 + 0.1 です

2️⃣ 1.1×1.1は、次の4つの部分に分かれます:

  • 青い部分:1×1 = 1
  • ピンクの部分:1×0.1 = 0.1
  • 緑の部分:0.1×1 = 0.1
  • 紫の部分:0.1×0.1 = 0.01

3️⃣ これらを全部足すと:

  • 1 + 0.1 + 0.1 + 0.01 = 1.21

このように、1.1×1.1は1.21になります!

図を見ると、大きな正方形(1×1)に、

  • 右側の細長い部分(0.1)
  • 下側の細長い部分(0.1)
  • 右下の小さな正方形(0.01)
    が加わって、全体の面積になることがわかりますね。

これが1.1×1.1の計算の仕組みです。実際の計算でも、このイメージを思い出すと理解しやすいですよ!

ひっさんしよう

11 ×11 11 11 121 1.21 小数点を無視して計算! 一の位をそろえる

1.1×1.1の筆算を、画像で示されている方法に従って、分かりやすく説明していきましょう。

ステップ1: まず、小数点を無視して考えてみましょう。

  11
x 11

この時、「小数点をそろえて書いてはダメ!」というところがポイントですね。
右にそろえて書きます。

ステップ2: 整数のかけ算として計算します。

  11
x 11
-----
  11
 11
-----
 121

ステップ3: 小数点の位置を決めましょう。

  • 1.1の小数点は右から1けた目
  • かける数の1.1も右から1けた目
  • 合計で右から2けた分、小数点を左に移動します

つまり:
121 → 1.21 が答えになります。

このように、最初は小数点を気にせず計算して、最後に小数点の数だけ位置を調整する方法だと、計算がシンプルになって分かりやすいですね!

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