小数点ってなに?

小学算数

小数点まるわかり大特集!

目次

  1. 小数点ってなあに?
  2. 大きさくらべをしよう
  3. どのくらいの大きさ?
  4. 計算のやり方
  5. 生活の中の小数点

第1章:小数点ってなあに?

なに?

  • 「小数点って何?なぜ必要なの?」
  • 「点(.)の意味は?」
  • 「なぜ真ん中に点を打つの?」

ふ~ん!

小数点は「1より小さい数」を表すときの大切な印です。
例えば、100円の半分は50円ですが、1の半分を表すときは0.5と書きます。
このときの「.(点)」が小数点です。

小数点は「ここから1より小さい数が始まるよ」という道しるべのようなものです。
だから真ん中に打って、みんなが見やすいようにしているんです。

第2章:大きさくらべをしよう

なに?

  • 「2.5は25より小さいの?大きいの?」
  • 「0.1と0.10は違うの?同じなの?」
  • 「0.01は0.1より小さいって本当?」

ふ~ん!

数の大きさを比べるときは、位取り表を使うと便利です。

十の位 | 一の位 | 小数第一位 | 小数第二位
   2   |   5   |     0     |     0     = 25.00
   0   |   2   |     5     |     0     = 2.50

0.1と0.10は同じ大きさです。0を後ろに付けても大きさは変わりません。
ちょうど10円と10.00円が同じように!

0.01は0.1の10分の1です。


板チョコで考えると:

  • 板チョコ1枚を10等分→1つが0.1
  • その0.1をさらに10等分→1つが0.01
1枚の板チョコ = 1 1/10の大きさ = 0.1 0.1の長さ 1/100の大きさ = 0.01 0.1の長さ 0.1の高さ 分け方の流れ: 1. 板チョコ1枚を10等分 → 1つ分が0.1 (元の1/10) 2. 0.1のピースをさらに10等分 → 1つ分が0.01 (元の1/100) 1 → 0.1 → 0.01 ↓   ↓   ↓ 全体 10分の1 100分の1

第3章:どのくらいの大きさ?

なに?

  • 「0.1ってどれくらいの大きさ?」
  • 「1より小さい数ってどんな数?」
  • 「0.5は半分ってことなの?」

ふ~ん!

身近なもので考えてみましょう:

0.1は10円玉を1円玉に両替したときの1枚分

1リットルの牛乳の0.5リットルは半分

1キロの半分は0.5キロ(500グラム)

第4章:計算のやり方

なに?

  • 「小数点はどこに打てばいいの?」
  • 「掛け算や割り算での小数点の位置」
  • 「0.1+0.1=0.2になるのはなぜ?」

ふ~ん!

小数点の位置を決めるポイントは3つあります:

1️⃣ たし算・ひき算のとき

  • 小数点は縦にそろえて書きます
  • そろえると自然と答えの小数点の位置もわかります

例:

  2.56
+ 1.34
------
  3.90

2️⃣ かけ算のとき

  • 小数点の位置を数える方法があります
  • 計算する2つの数の小数点以下の桁数を足します
  • その数だけ、答えの右から数えて小数点を打ちます

例:
2.3 × 1.4 の場合

  • 2.3は小数第1位まで (1桁)
  • 1.4も小数第1位まで (1桁)
  • 1 + 1 = 2なので、答えは右から2桁目に小数点を打ちます
23 × 14 = 322
↓
3.22

3️⃣ わり算のとき

  • 最初に小数点をそろえます
  • わる数を整数にするために、両方の数を10倍したり100倍したりします
  • 答えの小数点は、もとの式で考えます

例:
4.2 ÷ 0.3 の場合

4.2 ÷ 0.3
↓
42 ÷ 3 = 14

このように、小数点の位置を決めるコツを覚えると計算が楽になりますよ!

0.1+0.1=0.2になる理由を、身近な例を使って説明しますね。

🍫 チョコレートを例に考えてみましょう

  1. まず、0.1とは「1の10分の1」という意味です。
    チョコレート1枚を10等分したうちの1つ分が0.1です。
  2. そこで、0.1+0.1は:
  • チョコレート1枚の10分の1を1個とる
  • もう1個、10分の1を追加でとる
  • つまり、10等分したうちの2つ分をとることになります
  1. 10等分したうちの2つ分なので:
  • これは「1の10分の2」
  • 「1の10分の2」は0.2と書きます

別の例で考えてみましょう!
🥤 ジュースを例にすると:

  • コップ1杯を10等分したうちの1つ分が0.1です
  • それを2回分注ぐと0.2になります

簡単に覚えるコツ:

  • 0.1は10等分の1つ分
  • それを2つ集めると10等分の2つ分(0.2)になる

このように、「全体の10等分のいくつ分か」で考えると、0.1+0.1=0.2がわかりやすいですね。

第5章:生活の中の小数点

なに?

  • 「普段の生活で小数点はどこで使うの?」
  • 「メートルやキログラムと小数点の関係は?」
  • 「お金の計算で小数点は使うの?」

ふ~ん!

小数点は身の回りのいろいろなところで使われています:

  • 体重:34.5kg
  • 身長:142.3cm
  • 気温:25.6度
  • 時間:2.5時間(2時間30分)

長さの場合: 1メートル (m) = 100センチメートル (cm)

  • 1.5m = 150cm
  • 0.01m = 1cm
  • 0.001m = 1mm

重さの場合: 1キログラム (kg) = 1000グラム (g)

  • 1.5kg = 1500g
  • 0.1kg = 100g
  • 0.001kg = 1g

日本円の場合は小数点をあまり使用しませんが、以下のような場面で使われます:

  1. 為替レート計算
  • 1ドル = 148.50円
  • 1ユーロ = 159.75円 このように為替レートは小数点2桁まで表示するのが一般的です。

 2.消費税計算

  • 税率10%の場合:1,000円 × 1.1 = 1,100円
  • 税抜き価格計算:1,100円 ÷ 1.1 = 1,000円

まとめ

小数点は最初は難しく感じるかもしれませんが、

  • 具体物で考える
  • 位取り表を使う
  • 身近なものに当てはめる
    という3つのポイントを覚えておくと、とても理解しやすくなります。

一緒に「なに?」から「ふ~ん!」まで、楽しく学んでいきましょう!


※みなさんからの「なに?」の声を聞きながら、この記事をどんどん改良していきます。わからないことがあったら、どんどん質問してくださいね!

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